ピノ・グリ種

ピノ・グリ
Pinot Gris

ピノ・グリ種ピノ・グリ (Pinot Gris) 種はフランスの葡萄品種で、ピノ・ノワール種の突然変異によって生まれました。

原産地はフランスのブルゴーニュ地方とされていますが、現在はブルゴーニュで殆ど栽培されていません。有名なピノ・グリの産地としてフランスのアルザス地方、ドイツのバーデン地方、イタリアのフリウリとアルト・アディジェ、アメリカのオレゴン州やルーマニアのトランシルヴァニア地方が挙げられます。

比較的冷涼な産地を好む品種です。

イタリアではピノ・グリージョ、ドイツではグラウ・ブルグンダー、ハンガリーではスルケバラート、ブルゴーニュではピノ・ブーロ、シャンパーニュではフロマントーと呼ばれています。

ルーマニアでは、軽めでフレッシュなワインの場合ピノ・グリージョと表記され、しっかりとした果実味とコクを持つワインの場合ピノ・グリと表記されるので、表記の違いでワインのスタイルのイメージが伝わります。

ピノ・グリで作られたワインは豊かなボディと豊富な果実味を持ちます。酸味は比較的落ち着いた印象で、まろやかでコクを感じさせる味わいのワインが多いです。