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🇭🇷 クロアチア

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クロアチアのワイン作りは紀元前に遡り、大変長い歴史を持ちます。古代ギリシャの影響を受け、当時から残された畑を区切るための壁が未だに使われ、世界遺産として登録されています。

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クロアチアの位置

クロアチアの位置

クロアチアは東ヨーロッパの国で、スロヴェニア、ハンガリー、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、モンテネグロとアドリア海に面しています。自然に大変恵まれた環境で、上質なワインが生産されています。国土面積は56,594平方キロメートルです。

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クロアチアワインの歴史

クロアチアの歴史

クロアチアのワイン作りは紀元前に遡り、大変長い歴史を持ちます。古代ギリシャの影響を受け、当時から残された畑を区切るための壁が未だに使われ、世界遺産として登録されています。

中世にはワイン産業が拡大し、輸出もされていましたが、オスマン帝国時代に減少しました。18世紀以降ハプスブルク帝国に含まれ、オーストリアやドイツのワイン文化の影響を大きく受け、発展しました。第2次世界大戦後ユーゴスラヴィア構成国となり、鉄のカーテンが降ろされ、ワイン産業が大きな損傷を受けました。ソビエト崩壊後、1991年に独立し、2013年にEUに加盟しました。

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クロアチアワイン産業基本データ

2019年のOIVデータによると、クロアチアの葡萄栽培面積は21,311ヘクタールで、361種類の葡萄品種が栽培されています。葡萄の合計収穫量は108,296トンで、1ヘクタール当たりの平均収穫量は5.1トンです。

19のEU承認地理的表示(DOC及びIG)が登録されています。

クロアチア国内で受けられる葡萄栽培やワイン生産に関連するEU承認修士号や博士号などの教育コースの数は5です。

クロアチアの年間のワイン生産量は704,000竡(= 0.704億リットル)です。ワイン生産量の約75.5%が国内消費され、約24.5%が輸出されます。国民一人当たりの年間消費量は28.9リットルです(15歳以上を対象にした計算)。

クロアチアの葡萄畑

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クロアチアのワイン産地

クロアチアのワイン産地は三つに分かれています。

① 大陸東部 (Istočna kontinentalna)
三つの川(ドナウ川、ドラヴァ川とサヴァ川)に挟まれている平らな地域です。多くの葡萄畑は標高の低い丘陵地帯にあります。冬が非常に寒く、夏が暑い大陸気候を持ちます。主に白葡萄が栽培されています。

この産地には二つのワイン生産地区があります:
フルヴァツコ・ポドゥナウリェ (Hrvatsko Podunavlje) 地区
スラヴォニア (Slavonija) 地区

② 大陸西地域 (Zapadna kontinentalna)
比較的冷涼な産地で、葡萄畑が丘陵地帯の南向斜面に植えられています。主に白葡萄が栽培されています。しっかりした酸味とアロマが大陸西地域ワインの特徴です。

この産地には五つのワイン生産地区があります:
モスラヴィーナ (Moslavina) 地区
プレシヴィツァ (Plešivica) 地区
ポクプリエ (Pokuplje) 地区​
プリゴリエ・ビロゴリエ (Prigorje–Bilogorje) 地区
ザゴリエ・メディムリエ (Zagorje–Međimurje) 地区

③ 湾岸部地域 (Primorska)
​正式的には湾岸部地域一つのワイン生産地域ですが、ワインのスタイルと栽培される葡萄品種が大きく違うため、イストリア地方とダルマチア地方に分けられていることがあります。

イストリア地方の気候はアルプス山脈の影響を受け、ダルマチア地方より比較的冷涼です。土壌は豊で、農業に適します。イストリア地方ではフレッシュな辛口白ワインと辛口赤ワインが生産されています。

ダルマチア地方はクロアチアの最も温暖な産地で、岩の多い風景が特徴です。数多くの島を含む産地で、作られているワインの種類が多様です。土着品種も多く栽培されています。

​この産地には五つのワイン生産地区があります:
フルヴァツカ・イストラ (Hrvatska Istra) 地区
フルヴァツコ・プリモリエ (Hrvatsko Primorje) 地区​
シエヴェルナ・ダルマチア (Sjeverna Dalmacija) 地区​
ダルマティンスカ・ザゴラ (Dalmatinska Zagora) 地区​
スレドニア・イ・ユジュナ・ダルマチア (Srednja i Južna Dalmacija) 地区​

クロアチアのワイン産地

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クロアチアのワイン法

 

クロアチアワインの品質分類:

① Stolno vino
ストルノ・ヴィノ (Stolno vino)はテーブルワインです。最もベーシックなワインで、複数産地の葡萄のブレンドが可能です。産地名がラベルに記載されません。

② ZOZP / PGI
ZOZPシステムはEUの加盟と共に導入されました。ZOZPは【Zaštićene oznake zemljopisnog podrijetla】の略で、EUのPGIに相当します。日本語で【保護地理的表示】を意味します。ZOZPシステム導入の前に、原産地表記ワインのストルノ・ヴィノ・コントリラーノ・ポドュリエトロ (Stolno Vino s Kontrolirano Podrijetlo)があり、現在でも使われています。

EUで認められたクロアチアの ZOZP / PGI は三つあります:
Hrvatska Loza
Hrvatska travarica
Samoborski bermet

③ ZOI / PDO
ZOIシステムはEUの加盟と共に導入されました。ZOIは【Zaštićena oznaka izvornosti】の略で、EUのPDOに相当します。日本語で【保護原産地呼称】を意味します。ZOIの中に二つのクロアチア独自の品質分類があります:

1. Kvalitetno Vino s Kontrolirano Podrijetlo
クヴァリテートノ・ヴィノ・コントロリラーノ・ポデュリエトロ (Kvalitetno Vino s Kontrolirano Podrijetlo)は上級ワインのカテゴリーです。

2. Vrhunsko Vino s Kontrolirano Podrijetlo
ヴルフンスコ・ヴィノ・コントロリラーノ・ポデュリエトロ (Vrhunsko Vino s Kontrolirano Podrijetlo)はクロアチアワイン最上級のカテゴリーです。Vrhunsko Vino s Kontrolirano Podrijetloの中で、葡萄の糖分による分類( ドイツのプレディカートと似ています) があります:
カスナ・ベルバ (Kasna berba) / エクスレ度94 以上
イズボルナ・ベルバ (Izborna berba) / エクスレ度105 以上
イズボルナ・ベルバ・ボビツァ (Izborna berba bobica) / 過熟した葡萄、貴腐葡萄を使用 / エクスレ度127 以上
イズナボルナ・ベルバ・プロスス / エニー・ボビツァ (Izborna berba prosušenih bobica) / 乾燥した葡萄を使用 / エクスレ度154 以上
レデノ・ヴィノ (Ledeno vino) / アイスワイン / エクスレ度127 以上

EUで認められたクロアチアのZOI / PDOは16個あります:

​1. Istočna kontinentalna Hrvatska
2. Hrvatsko Podunavlje
3. Slavonija
4. Zapadna kontinentalna Hrvatska
5. Moslavina
6. Prigorje-Bilogora
7. Plešivica
8. Pokuplje
9. Zagorje-Međimurje
10. Primorska Hrvatska
11. Hrvatska Istra
12. Hrvatsko Primorje
13. Sjeverna Dalmacija
14. Dalmatinska Zagora
15. Srednja i južna Dalmacija
16. Dingač.

クロアチアのワイン法

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クロアチアの農薬使用率

クロアチアの平均農薬使用率は少なく、2021年のデータでは、1年間1ヘクタール当たり1.8キログラムとなっています。

クロアチアの農薬使用率

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クロアチアワイン一覧

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